オーダーシューズはどのような流れで製作されるのか

革靴の所有者の中には、靴店で既製品を購入するのではなく、オーダーシューズを注文する人も多いです。靴店でオーダーシューズが製作されるまでの流れは順に、足の測定、素材やデザインの決定、製作、完成品の納品という流れですすめられていきます。ただし、足の測定作業とデザインの選定作業は、店によっては前後逆になっていることもあります。オーダーシューズが欲しい旨を靴店の店員に告げたら、まず専用の測定器をつかって足の長さや幅、くるぶしの高さなどを測るとともに、足の形の特徴がチェックされます。

この結果によって、店員が製作をすすめてくる靴の種類がかわります。また、この時に靴選び全般についてアドバイスを受けることもできるので、遠慮せずに相談してみましょう。測定が終わった後は、製作する靴で使用する素材やデザインを決めなければなりません。具体的にはベースとなる靴のデザインを決めてから、靴の素材とカラー、つま先の形、内張りのカラー、ソールの仕上げ方法などを、店員と相談しながら決めていきます。

ここまでが終わったら、あとは靴の完成を待つだけですが、店によってはカルテが作成されることがあります。このカルテは次回以降の靴の注文や、完成品の靴のメンテナンスなどに役立てられます。靴店からオーダーシューズ完成の連絡がくる時期は、注文日から1ヶ月から2ヶ月程度経過した時期です。注文者は連絡があった後、都合の良い日に再び靴店へ訪れます。

そして、完成品の試履を行って問題がなければ納品となります。

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